EP「Automata」には、未発表の新曲として、yukihiro作曲の儀式にも似た重厚な雰囲気のインストゥルメンタル楽曲「mind-blow」や、本作のリードタイトルとなるミヤ作曲のニューウェーヴの香りがするメロディアスな楽曲「孤動」を収録。昨年9月の全国ツアーより演奏されていた、キャッチーなリフに京の悲劇的な叫びが絡み合いドラマチックに展開する楽曲「Miserable」、豊洲PITにて初披露された、極限までソリッドに研ぎすまれ、機械的に電子音が配されたyukihiroの真骨頂とも言える「surely」を収録。従来のバンド像から、グラマラス、轟然、幾何学的、アヴァンギャルド、煽情と、各方面に”深化”したエクストリームの集合体となっている。リリース発表時には5曲入りとのアナウンスがあったが、さらに1曲収録楽曲が増え、全6曲収録に。本作もマスタリングエンジニアにはグラミー賞を受賞している世界的エンジニアのTed Jensen (Sterling Sound)を起用。
アートワークは、台湾のイラストレーター、タトゥーアーティストの群氏を起用。伝統的な出来事をテーマとし、現代的な創作手段を駆使した神秘的でオリエンタルな世界観を特徴としている。Petit Brabanconの持つ、インダストリアルな雰囲気に泳ぐ無機質なエレクトロな音像と、魂の宿る血の通った人間らしさのコントラストをSF的に捉え、Automata=機械人形として表現している。ステージさながらのサイケデリックかつ退廃的な雰囲気は、前作とは異なるアプローチで、バンドのはらむ危険性を感じさせる。
<アーティストプロフィール>
京がyukihiroに声をかけて始まったプロジェクト。
2021年に遂に本格始動。「ラウドロック」と一括に出来ないそのサウンドは、メタルやパンク、オルタナティブといった5人の個性を自由にかき混ぜた、奇妙で危ういバランスで成り立っており、歌詩は善悪、喜怒哀楽、愛といった普遍的な感情が様々な視点から書かれている。
不変なものと進化するもの。心の弱さと肉体の強靭さのアンバランス、生きにくさ、醜さや美しさ・・・、PetitBrabanconが放つ黒の衝撃は全ての人間の本質をえぐる21世紀のプログレッシヴニューロックと言えるだろう。
Voice 京(DIRENGREY)
Drums yukihiro(L’Arc~en~Ciel)
Guitar ミヤ(MUCC)
Guitar antz(TokyoShoegazer)
Bass 高松浩史(THENOVEMBERS)
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