6月20日に病気療養からのアーティスト活動再開を発表し、8月13日に北海道・石狩湾新港樽川ふ頭で開催される「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO」への出演が決まっている大黒摩季。そのライブアクトへの期待も高まる中、出演に先駆けた8月10日、復帰後”初”となる新曲「Higher↗↗ Higher↗↗」を配信リリースすることが決定した。
ジャケットやレコーディングシーンの写真も初公開され、心の体温が1℃上がるような、うまく踊れなくても歌えばカッコよくなれる、生きる為に疲弊しがちな大人が音とリズムに乗せられて思いきり発散できる、そんな欲張りな曲にしたいと大黒摩季は語る。
この「Higher↗↗ Higher↗↗」の原点は、3〜4年前アーティストではなく、ひとりの人として生活していた頃に遡る。歌や音楽という武器のない自分は人として本当に未熟で、主婦や介護をすれば躓いてばかり、治療も一進一退を繰り返し弱音も吐けない日々に、やっぱり心を救ってくれたのは音楽だった。そして東日本大震災が起こり、その後も多くの災害が各地を襲い、そして最近では熊本地震が起こった。それらの被災地支援などボランティア活動に足を運ぶ中、希望や勇気を届けたくても良い言葉が見つからなかった。でも「ら・ら・ら」そのメロティーで誰もが元気に笑ってくれた。音楽専門学校で教育に携われば、大きな夢を持たない成功の喜びを知らない子供達に切なくなった。どうすればこの子達が夢を追いかける強い気持ちになれるのか悩んだ。そして気付いた。自分がまず夢や願いを叶える為に夢中で突っ走るカッコイイ大人になればその背中を見て若い世代や子供達も、熱くなるはずと!そう思えば思うほど、自分の中の”大黒摩季”に冷えた心の温度をあげて欲しい!と、感じるようになった。
そんな普通の生活の中で生まれた欲求の断片がコアとなり、熟成された曲が「Higher↗↗ Higher↗↗」だ。365日休暇のない主婦だからこそ一週間だけと作曲の為に、今年の3月訪れたロスのスタジオでたった1日で曲は完成した。その後、復帰の時期やリリースが視野に入ると、歌詞も一気に書き上げていく。
彼女自身と、同じ世代の大人たちの”心”へと向けたもの。そして、いつしか聴きたい音楽が作りたい音楽に変わり、すっかり委縮し何に対しても燃え上がれない冷え切ってしまった⼼にまず⽕を点けてくれる、そんな曲にしたいと思ったという。未来を変えたいなら今を変えること。そんな思いが、今回の新曲に込めらている。
また、70’s、80’sのソウルの懐かしさを感じさせながらも、EDMやROCK、そしてHIP HOP、といった今風のテイストや無条件でノッてしまうラテンも盛り込んだ大黒流ハイパーミクスチャーサウンドに仕上がり、歌詞も”大人たち”の”熱”を、今の時代に生み出すにふさわしい作品となった。
1. Higher↗↗ Higher↗↗ ~Single ver.~
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