“21世紀のクルビ・ダ・エスキーナ”と称される、現代ブラジルの尖鋭的なアーティストが集う音楽サークルの中心人物、才色兼備のクラリネット奏者ジョアナ・ケイロス、そのサークルのなかで最も傑出した作・編曲家/ピアニストとして賞賛されるハファエル・マルチニ、クラシック/ジャズを素地とした卓越した演奏でシーンの屋台骨となるギタリスト、ベルナルド・ハモスからなるスーパー・トリオによるファースト・アルバム。自国の音楽を重要なエレメントとして据えながら、ジャズやクラシック、ブルックリン周辺で繰り広げられるインディー・ロックなどからの影響がハイブリッドされた楽曲が、クラリネット、フェンダーローズ、エレクトリック・ギターを軸とした編成で、音との戯れとでもいえるしなやかな身ぶり (ジェスト)により奏でられ、あらたなチェンバー・ポップ・サウンドの結晶が生成されるとともに、その内部に表現を超えた、古代性をはらんだ寓話 (パラーベル)の世界が呼び起こされる。
1. O Vento
2. Espirais
3. Ano Novo
4. Dobrado Atemporal
5. Sem Barganha
6. Balada 01
7. Diamantina
8. Cancao
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